OKRA
Tyler自身が「使い捨ての曲」と称したこの曲は、ゲリラリリースというのもあったのか使い捨てなのにも関わらずBillboardのシングルチャートで89位を記録した。この曲はデビュー当初のTylerを匂わせるダークなビートが特徴的で、Valleyの「Two 16’s」に似てることでも話題になった。「こんなクソみたいな曲はワンテイクで録った」という衝撃的な一言で始まるこの曲では前向きな歌詞が中心で、他にもグラミー賞を受賞したこと、Tyler, The CreatorやFrank Ocean、The Internetが所属しているヒップホップ集団「OFWGKTA (Odd Future)」の解散についても触れている。そして3つ目のヴァースでは「Timothée Chalametに俺に連絡してこいって伝えて」という歌詞がある。Timothée Chalametは有名なアメリカ人イケメン俳優で、これは単にTylerのBFFになりたかったのか、もしくはTylerはTimothéeに求愛をしているのか...?Tylerは自身をゲイだと告白しているのでその可能性は否定できないが、真相は謎である。この楽曲は公開されたのち、Tylerは「5日間だけこの曲のプロモーションをして、そのあとは普通の生活に戻る」とSNSでコメントしたという。だが宣伝をしすぎたせいか、ファンから「たった2分半の曲に悲しいほど宣伝しすぎだ」と言われる羽目に...。
Tyler, The Creator はどんなアーティスト?
タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator、1991年3月6日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ラデラハイツ出身のラッパー、ソングライター、音楽プロデューサー、デザイナー、映像作家。本名はタイラー・グレゴリー・オコンマ(Tyler Gregory Okonma)。2010年代初頭に活躍したオルタナティブヒップホップグループOdd Future(オッド・フューチャー)の創設者でリーダーであり、ほぼすべての作品でラップとプロデュースを担当している。ソロアーティストとしては、6つのスタジオアルバムをリリースしており、ほとんどの楽曲で自身がプロデュースを行っている。Odd Futureの初期の作品を発表した後、2009年にソロ・ミックステープ『Bastard』をリリース。2011年にXL Recordingsからソロ・デビューアルバム『Goblin』をリリースした後、RED DistributionとSony Music Entertainmentとのジョイント・ベンチャー契約を結び、自身のレーベルであるOdd Future Recordsを立ち上げる。その後、2作目のアルバム『Wolf』(2013年)と3作目『Cherry Bomb』(2015年)をリリース。4枚目のアルバム『Flower Boy』(2017年)は広く賞賛され、よりメロディに焦点を当てたジャズを多用したサウンドを実験的に取り入れたことで、それまでの作品とは対照的なものとなった。5枚目のアルバム『IGOR』(2019年)はBillboard 200で初の全米ナンバーワンデビューを果たし、第62回グラミー賞で最優秀ラップアルバムを受賞した。2021年には6枚目のアルバム『CALL ME IF YOU GET LOST』をリリース。
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なるべくマニアックな曲を紹介できるよう頑張っています。記事だけでなく、曲も楽しんでくださいね。
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